2012年9月10日発売1,800円+税四六判/ハードカバー/右開き/304ページ(口絵カラー 16ページ)ISBN978-4-88143-094-1 近代洋画の巨匠・小出楢重。 その「楢重を偲ぶ」というスタイルで、その孫として、また文学者として長年研究を重ねてきた小出龍太郎氏と、3名の執筆者による研究書。 内容は、アカデミックなものから抽象的な話、「座談会記録」なども交えた面白いエピソードまで様々だ。 楢重没後80年が過ぎた現在、この美術界の草創期からの苦労話と発展に関する思い出話を読むことで、あらためて小出楢重とその芸術についての考察を深められたい。 『小出楢重を慕う人々』 写実と空想のカクテル小出 龍太郎 絵画の現場から矢倉 喜八郎 座談会「知られない小出楢重」小出重子・吉延、他 大阪の人熊田 司 芦屋―モダニズム文化の中で河﨑 晃一