2010年6月10日発売1,500円+税右開き/オールカラー/168ページISBN978-4-88143-063-7 「畿」とは、月並みに言えば「みやこ」である。 「畿内」となると厳密には、今で言う京阪神地区にあたるが、本号では、敢えて現在の近畿(七府県)をテーマとしてみた。 創刊号テーマ「江戸」の地よりもはるかに永きに渡って都として栄えた畿内地域。 単なる関東との対比に終始することなく、伝統と革新の下研かれた芸術家の魂を紹介する。 雅と研き、遊と芸 畿内芸術 風土に根ざした油彩画の創出 ――大阪洋画壇の先駆者たち高柳 有紀子 絶対独創の強烈な個性 ――佐伯祐三高柳 有紀子 畿内生まれの巨匠たち 小磯良平 (廣田生馬) 梅原龍三郎 (山野英嗣) 安井曾太郎 (山野英嗣) 竹内栖鳳 (鬼頭美奈子) 上村松園 (鬼頭美奈子) 富本憲吉 (山本茂雄) 建畠大夢 (和歌山県立近代美術館) 辻本史邑 (花井由雄) 安東聖空 (花井由雄) 与謝野晶子 (与謝野晶子文芸館) 入江泰吉 (説田晃大) 美の感動を求めて ――関西の洋画・阪神間編小出龍太郎 実体験としての記憶、美術による記憶 ――震災から15年「震災と美術」展を通じて――井須 圭太郎 三都比較論考――東京、京都、大阪原田 平作 郷土美術館巡り 大阪市立近代美術館心斎橋展示室 与謝野晶子文芸館 神戸市立小磯記念美術館 芦屋市立美術博物館 松伯美術館 富本憲吉記念館 入江泰吉記念奈良市写真美術館 和歌山県立近代美術館 現代作家 近畿ゆかりの現代作家たち 作家とふるさと ――日本縦断・美の郷愁―― 風景画の真髄 美の一里塚 ――現代作家トピックス――