2022年9月30日発行1,320円(本体1,200円+税10%)A4ワイド/右開き/カラー/216頁ISBN978-4-88143-163-4 巻頭特集は、生誕150年に際し、文豪・島崎藤村です。 唱歌「椰子の実」、詩「初恋」などは、清純なイメージで万人が知るところですが、 複雑な家に生まれ淫蕩への恐れ、悩みの中生まれた小説『破戒』が、小説家としての地位を決定づけました。 岐阜、長野、仙台など転々とした各地を基軸に、その71年の生涯を辿ります。 また、文学を筆頭に、あらゆるジャンルの現代作家の誌面も満載でお届けします。 Vol.79特集生誕150年 迷い・望郷・再生の文学島崎藤村 藤村生誕の地、馬籠―木曽街道を巡る 『若菜集』の頃―藤村と仙台・東北学院大学 『破戒』の舞台―藤村の小諸時代 『春』『家』の時代―再上京~渡仏前夜 麻布飯倉片町時代―『新生』『夜明け前』 現代文学―ロマンと自然主義が織りなす文格 芸術における抒情性―心緒のままに